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2017年 10月 10日
法面工事が裾の雑草刈りを終え雑木伐採に移った頃、まだ未処理の雑木や雑草が残っているというのに、それまで命綱を伝って作業をしていた数人の作業員が、急に持ち場を離れ始めた。
「仕事の都合なんだろう」と気にも留めなかったのだが、翌日の午後、宇宙飛行士と同じようなヘルメットを着装し“つなぎ作業服”に身をかためた見慣れぬ人が家の庭を横切って行く。何だろうと不審に思って外に出て見ると、昨日残した仕事場の草叢に「スズメバチの巣がある」というのである。 自分は驚いて「どこですか?」と聞くと「あそこだよ」と指差す方を見てみると、雑木や雑草の茂みの奥に、バレーボール位の大きな“モノ”が見える。「あれが巣ですか?」と聞くと、「スズメバチは怖いからね、刺されなくて良かったね」と言いながら巣の駆除にとりかかった。 工事の監督さんから頼まれた蜂の巣駆除の専門家だという人は、瞬時に「サッッ」と閉める事が出来る1メートル位のファスナー付きの細かな編み目袋を開き、草叢の上から巣を覆うように置いた。引き金(トリガー)のあるピストルの親分みたいな形のスプレー式スズメバチ駆除剤を確りと右手に構え、蜂たちの出入り口に銃口?を近づけ、「シューッ、シューッ、シューッ」と3度ほどを引くと「これで巣の中の蜂たちは死んだよ」と、あっけない幕切れ。 駆除を終えた人は巣が入っている編み目袋のファスナーを「サッッ」と閉め、何事もなかったように帰り支度を始めた。「すいません、写真を撮らせて貰っても良いですか?」と言うと、無言のまま、庭の芝生の上でファスナーを開け、中から巣を取り出してくれた。「これが出入り口だ」と教えてくれたのだが、ビー玉を載せると丁度納まるくらいの穴がある。出入り口はこの穴一つだけだ。 働き蜂たちが、この穴から出入りしながら巣作りに励む仲間や幼虫に餌を運ぶのだろうと想像しながら、特別に堅牢に作られた「出入り口」を改めて見つめなおした。 蜂の巣駆除の専門家の話だが「スズメバチは、バッタなどの昆虫やクモ、アブやハエなどを捕まえ、肉だんご状にして働き蜂たちに与えたり口移しで幼虫に与える」のだという。「今年は異常に蜂が多い年だから、刺されると命に関わるからね」と言い残しながら帰って行った。 それにしても、ベージュ色と薄茶色と濃茶色を使い分けた巣の表面を覆う模様には途轍もない威圧感が漂うが、Yahooの知恵袋によると「スズメバチは、枯れ木や朽ち木を頑丈な大顎で噛み砕き、唾液で練り合わせ巣を作るが、働き蜂毎に異なる枯れ木・朽ち木から巣材を採ってくるので巣材の材質に色違いが生じる」のだそうだ。 スズメバチの女王蜂は4月頃に冬眠から目覚め、巣を作り始める。6月頃になると働き蜂の蛹が羽化し、日毎に巣が大きくなり、夏の終り頃に掛けて最大級の巣になる。10月に入ると新女王蜂が誕生、オス蜂と交尾を繰り返し翌年の産卵に備える。木枯らしが吹く頃、役目を終えた働き蜂は全て死に絶え、新しい女王蜂だけが冬眠に入る。 “知らぬが仏”ということがあるが、正月休みが終わったあと法面に梯子を掛け、蜂の巣の真上にかけたことが何度もあるのだが、1年間に伸びた草木を切ったり刈ったり、また、タケノコの季節・4月に入ると週一位の間隔で裏山に登り、あちらこちらに顔を出し始めるタケノコを蹴り倒す。 竹の繁茂を押えるためにやってきた事だが、「生・蜂の巣」を目の当たりにしてしまった「今」から考えてみると、この裏山には、巣作りの場所を探す女王スズメバチが好みそうな場所がいくらでもある、よくもまあー、これまで無事に過ごせたものだと、不思議に思うのである。 冬眠から目覚めた女王蜂が巣作りを始めるは4月で自分がタケノコ蹴りを始める時期と重なるのだが、この時期の女王蜂は人を襲うことがないそうだ。そして、法面の梯子掛けは、働き蜂の活動が完全に終わっている1月半ばなのだ。 偶然にも、獰猛なスズメバチと“鉢合わせ”、いや、“蜂合わせ”せずに過ごせてきた事を、「何に」感謝すればよいのであろうか。
by c-bridge
| 2017-10-10 14:03
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