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2017年 11月 24日
ベトナム戦争によって深手を負ったアメリカを描いた映画『ランボー』、主演シルベスター・スタローンの生死ぎりぎりの限界に生きる様は、米国の傀儡国家・南ベトナムの解放を「対米抗戦」と位置付けて闘ったゲリラ戦の凄まじさを思い起こさせるのだが、忘れ難い名画の1つである。
現在のベトナムは著しい経済成長に支えられ国民の生活環境の向上は著しいものがあり、壮絶極まるベトナム戦争の傷痕は、市民の暮らしの何処にも見当たらない。 南ベトナムの首都であったサイゴン、激烈な北と南の攻防戦の末に北ベトナムが勝利を治め(1975年4月)南北ベトナム統一が実現したのだが、戦時のサイゴンは、世界中から熱い視線を送られているホーチミン市として、ベトナム共和国最大の経済都市となっている。 ミュージカル「ミス・サイゴン」は、ベトナム戦争の最末期、明日の命もわからないアメリカ派兵隊員が一夜の快楽を求めてやってくるナイトクラブ(娼婦の館)の生々しい様子から始まる。 爆撃で両親も家も失った少女キムはナイトクラブのオーナー・エンジニアに拾われ雑用係として住み込みを始めるが、望まぬ接客係として店に出た初日、混乱状態に陥っているサイゴンからヘリコプターや軍船で撤退を急ぐ最中に客の一人としてやってきたアメリカ兵クリス、二人は一夜の出会いで恋に落ち、永遠の愛を誓い合う、しかし・・・という物語である。 後ろ髪を引かれる思いのクリスは、ヘリコプターに乗り込む瞬間、キムに「護身用に」とピストルを手渡しアメリカへ帰還、新たな人生を求めて妻をめとる。 一方、キムはナイトクラブのオーナー・エンジニアとバンコクへ逃れ、クリスとの間に恵まれた息子を育てているのだが、キムには親たちが決めた許嫁がいる。将校となった彼のキムに対する思いは一途、物凄い形相でキムを連れ出そうとする。いずれアメリカに渡りクリスとこの児を育てる夢のみを励みに生きるキムは「護身用」のピストルで彼を撃ち殺す。 やがて、クリスの妻はキムとの間に出来た子供の存在を知る。不信の連鎖は不信を生み続けるが、瀬戸際に立たされた夫婦は「子供は引き取り自分たちの子として育てる。キムとの関係は解消する」という事に落ち着く。 クリスと妻は子供を引き取るためにキムが暮らすバンコクへ渡る。 クリスに再会できる喜びは言いようのない喜びであったが「この子は、神様によって恵まれた子、この子が幸せに育つならば」と自分が身を引く決意を固める。 クリスは小さな声で「・・・妻です・・・」と言ってキムと目を合わせる。キムは愛しい我が子を抱きしめ直し、仲立ちしてくれたナイトクラブのオーナー・エンジニアに愛児を渡す。 無言のまま部屋に戻ったキムは、「護身用」のピストルを自分に向けて引き金を引く。 映画「ミュージカル・ミス・サイゴン」は2014年9月、ニューヨーク・ブロードウェイと対比されるロンドン・ウエストエンド・プリンス・エドワード劇場で上演された「25周年記念公演」を映像化したものである。 恥かしながら「サイゴン→ベトナム戦争に関係あるミュージカル」くらいにしか理解していなかったのだが、爆撃機や攻撃用ヘリコプターや強力な重火器を駆使し、世界一の武器で身を固めた50万人とも言われるアメリカ派兵軍であったが、北ベトナム軍のゲリラ作戦に翻弄され数えきれない犠牲者を出し、アメリカの傀儡国・南ベトナムによる南北統一という目論見が完全に打ち砕かれた、という時代背景を思いながら観るミュージカル「ミス・サイゴン」、地獄の如き日々の中にも、国を越えて結ばれたキムとクリスの純愛なるが故の葛藤と悲劇の物語は、一見の価値があるミュージカルである。 初演は1989年9月であったそうだが、ヒロイン・キム役を演じたエバ・ノブルザダは若干17歳、今年、ブロードウエー公演で再びキム役を演じた彼女は、ミュージカル主演女優賞にノミネートされたという。 エグゼクティブ・プロデューサーのトーマス・シエーンベルクをして「彼女はこの役をやるために生まれてきた」と言わしめる程、素晴らしい歌唱力であった。
by c-bridge
| 2017-11-24 17:16
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