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2018年 07月 20日
岡山に赴任したのは1980年(昭和55年)の4月の事であった。
社宅の南向いには池田動物園のある京山が展望でき、北後ろ手には、バラ園や植物園のある半田山丘陵地があって、深い森を通ってくる涼し緑風に恵まれ「岡山っていいところだね」と大喜びしていたのも束の間、梅雨が明けて盛夏を迎える頃になると、毎夜毎夜、遠慮会釈もなく、岡山名物「瀬戸の夕凪」が全市を覆うのであった。入り日が迫る頃になると、窓から微かに入ってきていた風が「ピタリ」と止まり、神も仏もないような、無風状態が明け方まで続くのだ。 その当時、今のような冷暖房機能やお掃除機能の付いたエアコンはあろう筈もなかったが、シャトレハイツというマンション社宅には冷房機能だけのクーラーは付いていたのではないかと思う。 しかし、日中の最高気温が41度を超え「命に関わる危険な暑さです。 熱中症に厳重警戒して下さい。室内では、ためらわず冷房を使用するようにしてください」と繰り返し繰り返し注意喚起の放送が見聞きする状況よりは、少しはましな「凪」であったのか、あるいは、クーラーを一晩中つけっぱなしにする事の罪悪感が、今とは、比較にならないほど強かったためなのか、クーラーにお世話になったという記憶はあまり無く、扇風機に頼る時代であったのだ。 岡山駅前の「桃太郎通り」にスーパーダイエーがオープンし、その大売り出しのチラシに「ワンタッチで風量や首振りを自在にコントロールできる云々」という、見るからに洒落た扇風機の写真が載っていた。日曜日にでも買いに行ったのであろうか、居間用と子供部屋用にと、同じ機種2台を買ってきたのである。 物持ちがいいというか、多少気に障る所が出てきても「今年は我慢するか!」と使い続けてきたのだが、鹿島に来てから間もなく、最初の1台は酷い状態になって廃棄し、最近、最後の1台が機能不全に陥り「神も仏もないような瀬戸の夕凪」を凌いできた懐かしき扇風機は、我が家から、38年ぶりに、姿を消してしまったのである。 最後の1台が機能不全に陥ったと述べたが、これには、少々わけがあるのだが・・・各週毎にやって来る息子は、自分の晩酌が佳境に入り妻の食事も終わろうとする頃に「ただいまー」といって帰ってくる。妻は、箸を休めることなく「お帰り、お風呂に入ってね」と言うのがお決まり文句である。 汗ばんだ体に「ザーッ、ザーッ」と何杯かの湯をかけ「ざぶんー」と湯船に入る瞬間の爽快感は何とも言えないものがあるが、湯上りの瞬間は、なかなか汗が引かないものだ。そう思って、バスルームのドアの外に、最後の1台となった扇風機をまわしておいた、のだが、「バタバタバタ、バタバタバタ」という大きな音がして、4枚羽の内の一枚が、3つに割れてしまったのである。3枚羽根になった扇風機はバランスを失い「ドターン」という大きな音と共に横倒しになったが、誰にもどうということは無くて済んだのは、幸いであった。長年使い続けてきたので劣化が進んでいたのであろう。 息子は「経年劣化があるかもしれないけど、この扇風機、人間工学的に、設計が稚拙だったんだね!」と一蹴、新しい扇風機を買わねばならない羽目になったのである。 翌日、粗大ごみと化した「最後の1台」をクリーンセンターに持って行ったが、その足で、家電店に向かった。三連休の特別セールとかで普段よりお客は多いと見たが、エアコンや扇風機を見較べたり店員に相談している客が大半であった。 岡山から鹿島まで使い継がれてきた扇風機は4枚羽根であったが、「最初の1台」が壊れた時に買い替えた扇風機の羽根は5枚、売場に並ぶ機種の多くは羽根の枚数がだんだん多くなっていて9枚というものもあったが、価格と機能とスタイルから選んだのは、8枚羽根の「日立扇風機―リビング扇」であった。 コンパクトに梱包されている段ボールを開けると、土台となる「ベース」や8枚羽根の「送風部品」や扇風機の背骨となる「運転表示板」など、すべて、パーツを組み立てるように梱包されているのだ。 見開いた瞬間「うわー、すごいなー」と尻込みする最たるものは取説だと思うのだが、今回も「果たして、組み立てられるかな?」と一瞬たじろいだが、気を取り直し、汗をかきながら、ようやく組み立てを完了した。 8枚羽根は4枚や5枚と比べれば「体に当たる風の量は多くて質が柔らかく、これまでのものより、遠くまで風が届く」と実感、2メートル以内の範囲からならば自由に操れるリモコンも重宝、「人間工学的にも満点」で快適な扇風機である。
by c-bridge
| 2018-07-20 17:01
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