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2010年 12月 14日
ジョン.レノンが暗殺されて30年が経つという12月8日は、世界中で彼を慕うファンたちの集いが、一日中テレビで報道されていた。彼について特別な知見を持ち合わせていない自分は「偉大なアーティストだったんだなー」と、ただただテレビに映し出される様々な追悼イベントの場面に見入っていた。
森本哲郎著「森本哲郎 世界への旅(全10巻)新潮社1993年版」の第7巻「ことばへの旅」の「人間らしさについて」の項に、ビートルズについての面白い件がある。 「東京のとある喫茶店で、オヤと耳を取られたことがありました。グループサウンズのかなりやかましい音楽だったのですが、何と言うか、その旋律に、そのリズムに、その和音に、不思議な魅力があったのです。私と話していた若者に、いまの歌、あれはどういう歌なの?と、たずねました。すると、若者はあわれむような目で私を見て、知らないの!ビートルズですよ。ビートルズのレット.イット.ビーです。と教えてくれました。私はレット.イット.ビーって?と聞くと、歌の題ですよ。最近のヒット曲のね。それ、どういう意味なの?意味?意味ったって...言いようがないな...」。 どうやら森本哲郎氏も、ここで始めてビートルズを知ったようだ。 「“ぼくが暗い気分になったとき、聖母マリアがそばにきて、知恵の言葉をささやいてくれる...レット.イット.ビー、レット.イット.ビー”。あるがままにあらしめよ(LET IT BE)とは、その知恵のことばだ、というのです。私がこのことばに興を引かれたのは“レット.イット.ビー”というたったの三語が、じつにさまざまに解釈でき、そこから、いろいろな“知恵”を引き出すことができそうな気がしたからです。現代の社会を見渡して、これほど雄弁に社会のあり方を、そして、そのような社会のなかで生きている人間の気持ちを、これほど端的に語ることばは、ほかにないように思えたからです」と結んでいる。 2003年であったか2004年であったか、CD「LET IT BE...NAKED」が東芝EMIから発売された。アマゾンからの案内を見た瞬間、森本哲郎氏の“件”を思い出し、購入した。パソコンに取り込み、キーボードの合間に聴くことが多い曲の一つだ。 NAKEDとあるこのCDは、デジタル技術によって、余計な音(バックに控えるオーケストラなど)が取り除かれ、1969年当時、彼らがスタジオで奏でていたそのままの、シンプルなサウンドの温かさを再現したものである。 “とある喫茶店”で思い出したのだが、1966年6月に初来日したビートルズの公演が東京.九段の武道館で行なわれたとき、この日本公演を取材した音楽専門雑誌の編集責任者であったという人に出会ったことがあった。JR原宿駅竹下口から“竹下通”に出て直ぐの路地を右に入った所に、元編集責任者は瀟洒な喫茶店を経営している。喉に疾患をもつこの初老のマスターが、John Lennon、Paul McCartney、George Harrison、Ringo Starrのメンバーがハッピ姿で東京.羽田空港に降り立った時の様子や、6月29日から7月2日まで行われたビートルズ日本公演の興奮と出来映えなどを、まるで昨日の事のように、瞳を輝かせながら語っていたのを懐かしく思い出す(この話は2009年11月19日のブログに掲載)。 日本公演を主催した読売新聞のYOMIURI ONLINEに拠れば、一般の観客に交じって、70歳を目前にした大仏次郎の他、三島由紀夫、中村八大など著名人の姿が多く見られたという。 同紙は「ビートルズは今風なアイドルグループではなかった」と報じているが、さもありなん!と思うのである。
by c-bridge
| 2010-12-14 16:23
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