いつものことだが、年の瀬が迫ると何となく気ぜわしくなるものだ。子供たちが帰省する日時を暦で確かめたり、おせち料理を始めお供え餅や年末特有の買い物などで気ぜわしく、12月を"数え月"と言い換えるのも納得のいくところである。
この数年間、神棚に供える挿し花を買ったことがない。すべて周りの里山からの恵みを頂いている。松竹梅の隣に挿した千両は深紅の実をつけ、咲き始めた水仙は来る春の香りを優しく添える。
玄関の飾りは干支に因んだぬいぐるみが主役を務めるのだが「ウサギはあまり買ったことがないのよね!」などと苦労を強いられているようだ。
我が家の大晦日は「年越し」と称し、元旦を待たずにおせち料理をいただく。古より東北から北海道にかけて伝えられている正月の風景なのだが、シャンパンやワインでいただくおせち料理は格別な味がする。体の中でお料理とワイン類が渾然一体となってくると、来し方行く末の話?で盛り上がり「年越し」は、誠に理に適っていると思う。
年末年始で飲み干したワインの中に、極めて印象的なものがあったが、いずれ近いうちに語ることになるであろう。
昨年投稿したブログを数えると100本であった。月に8本から9本になるのだが、2003年からの投稿数はどれほどになるのであろうか。
今年も「我が日常」を書き続けていきたいと考えている。