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2014年 11月 18日
楽しみにしているコラムの一つに朝日新聞の土曜版「飲むには理由がある」があるが、その道を極めた達人たちの経験談や独特な酒の見方などが簡潔にまとめられていて、中には「なるほど、なるほど!」と膝を打つ新発見があり、なかなか面白いコラムである。
10月18日は居酒屋探訪家・太田和彦の「日本酒は進化している」と題するものであったが、これからの清酒の本流は「清澄芳醇」であると結んでいる。 彼によれば、二十数年前まで清酒は大手主導型(糖類や醸造用アルコール添加した酒)であったが、新潟酒の淡麗辛口を発端とした地酒ブームは、それまでの日本酒の流れを変えた、としている。 しかし、太田氏は「それもいつしか“淡麗無口”と悪口を言われて飽きられ、“純米酒”を主流とした“濃醇旨口”が主流となり、生酒タイプの“大吟醸”が蔵のステータスになったが、今は、それ以上磨いたら米がなくなってしまう精米歩合35%というフレッシュで米の雑味のない芯白だけを求めるようになったと、嘆いている。 そして、進化して止まない日本酒は、絶対の褒め言葉であった“フルーティー香”の過剰な酒は好まれなくなった、として次のように述べている。 「普通の食米でも88%程度は精米するが、精米をほとんどしない(85~90%)清酒が現れた。その味香は、米くさくて重いと思いきや、澄みきった透明感と上品な吟醸香でかつてない日本酒になっていて私を感動させた。あえてヘタな言葉を作れば“清澄芳醇”という新しいスタイル、世界の酒でダイナミックに進歩を続けているのは日本酒だけではないだろうか」 以前のブログで新潟酒の雄・八海山の普通酒を味わった時の印象について「精米歩合の限界である35%という芯白まで精米した清酒はフレッシュではあるが、どの蔵元のものを飲んでも特徴がなく平坦で面白味がない。それに比して、精米歩合60%の八海山・普通酒は、米の持てるすべての“力”を見事に開花させ、旨みは抜群」という趣旨の一文を書いたことがあるが、まさに、八海山の普通酒は太田和彦氏の言う「清澄芳醇」の酒、彼のコラムを読んで我が意を得たりとほくそ笑んだものだ。 これも飲みに関わる記事なのだが、同じく朝日新聞9月29日(月)に「缶詰バー魅力ぎっしり」という新業態の紹介記事が載っていた。 4年ほど前から、バーのフランチャイズチェーン「mr・kansoミスター・カンソ」が全国的に増え、今年中に50店を越えそうだとしている。お酒はすべてのジャンルを網羅して100種類、料理メニューは缶詰だけだが250種、飲食店の経験に関係なく手持ち資金が少なくてオーナーになれるのが魅力の根源であるそうだ。 天井まである棚にぎっしりと缶詰が並ぶ。だし巻やたこ焼きや麻婆豆腐などオリジナル缶詰の他に外国産のものも豊富に揃えているという。 町の元気を一身に引き受けていた一昔前の酒屋さん、勤め帰りのサラリーマンがカウンターに肘を掛け、コップに注がれた酒をちびちび楽しむ姿があちらこちらで見られたものだが、酒のお伴は、裂きイカとかサバやイカの缶詰であった。 今では酒屋さんもめっきり減ってしまい「ちょっと一杯」やりたくても叶わぬ時代となってしまったが、若き営業マン時代、仲間と酒屋通いをした経験者から申さば、無口で不愛想なご主人と多少の笑顔を振りまきながら酒を注いでくれる割烹着の素っぴん奥さんが居るカウンターの方が、缶詰バーよりは、心休まるような気がするのだが・・・
by c-bridge
| 2014-11-18 15:19
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