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2016年 02月 12日
リフォームをしなければと思い立ったきっかけは、冬季の結露と経年劣化による換気扇の不具合であった。
現在の家は風通しが良く陽当たり抜群の南向きなのだが、東側が裏山に近いということが遠因なのだと思うが、この二、三年、サッシ窓と東側の内壁の一部の結露が気になりだし、更に、二十年前に取り付けたレンジフード(換気扇)の排煙機能が低下してきて、このまま使い続けることが困難となってしまったのである。 工務店との最初の打つ合わせでは「壁の結露防止とレンジフードの取り換え」程度の事で始まったのだが「今回やらねば!」という気持ちが段々と強くなってきて、ついに「居間全体の大改装」という事態になったのである。 市川から岡山の社宅に引っ越しする少し前に新築したこの家は、夏休みや冬休みに子供たちを連れ立って別荘?がわりに使っていたのだが、定年となり、終の棲家にするに及んで水回りや床の補修などをしたのであった。 もう二十年も前のことになるが、その時の床工事がいい加減(傷み始めていた床の上に新建材の床材を上張りした)であった為に、床の一部が膨張するなどの異常が見られるようになり、更に、キッチンの水回りと埋め込み型のガス台の劣化が進んできていたのである。 熟慮の上、「この二月で八十一歳、これから先のリフォームは体力・気力両面で無理!今なら何とかやり終えることが出来る!」と決断、床を解体し土台を作り直して床を張り替え、内壁に結露防止を施しインナーサッシ(YKKのプラマード)を取り付け、更に、現在のキッチンを撤去して今風のシステムキッチンに変えることになったのである。 今はどのようになっているか知らないが、当時の社宅は、定年を迎えた日から一ヶ月間は引っ越し準備期間としてそのまま住み続けることが出来た。そんなある日、妻と神田・秋葉原に出かけヤマギワ電器で「モダンだね、居間に付けると似合うね」とか言って買ったのがこのシャンデリア、定年から20年もの間、家族と十数年も暮らしたマンション・松戸ハイムや街並みなどの想い出を灯し続けてくれたのだが、キッチンライトやキッチン手許灯を含めた三つの蛍光灯と共に取り払われ、リフォーム終盤のクロス張りが終わると、居間の灯はすべてLEDに変わってしまうのである。 この冬一番の寒気に襲われた1月18日、ついに、懐かしき家具類や調度品に囲まれた居間の解体工事が始まった。 一日でも長くキッチンを使えるようにと、8坪(16畳)の居間の解体は一挙に行うことはせず、南側半分から始まった。 床が「バリバリ、バリ バリバリ、バリ」という轟音と共に剥がされていくと、その下から「新築当時の床」が見えはじめた。大工さんが笑いながら「今は、こんな床材は見たくても見れないよ」と言っていたが、なるほど如何にも古色蒼然、経年に連れて前世紀の遺物の様な床の数か所に「プカプカ感」が出て来た頃、ご近所のおばあちゃんが作ってくれた犬の縫ぐるみを危険個所?に置いていたことがあった。 家族は上手に避けて通るのだが、お茶に来てくれたお客様が誤って踏み込まない様に、愛くるしい犬の縫ぐるみが守ってくれていたのである。 懐かしき思い出である。 古色蒼然たる床下から土間が現れた。 大工さんにシロアリのチエックをして貰ったのだが「土が乾ききっていて白アリの気配は全くないね、念のため新しい土台の根元に防除剤を塗っておきますから」という。 巨大な蟻塚をも造るシロアリ(白蟻)は地球の至る所に分布しているという。猛烈な繁殖力を有する彼らが家の土間に棲みつきだすと土台を食い荒らし、専門業者に駆除を頼まなければならないのだ。 解体部分と未解体部分はブルーシートで区切られているが、勝手への行き来は、この狭い通路を横歩きで通らなければならない。横長の大型リュックサックを負った旅人「カニ族」に似ているなーなどと思ったものだが、何回か「カニ族」をやっているうちに「田舎まわりの劇団の役者さんがスタンバイする舞台の袖のような感じだね」などと言っては笑い合ったものである。 しかし、土間から吹き上がってくる強烈な寒風は、忘れることができない。
by c-bridge
| 2016-02-12 15:47
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