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ビジネスサポート・ コミュニケーションブリッジ 代表 石井 吉治 yosiharu(あっと)mis.ne.jp >> WEBサイト ★☆ブログ更新予定☆★ 業務日誌 :月~金曜日 (祝日を除く) 企画の勘所 :日曜日 最新のトラックバック
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2020年 04月 24日
確か、3年ほど前の事であったと思うが、行き付けの床屋さんが「花王のシェービング・ソープ(液状)が終売になってしまって、取り敢えず、これを使って見てください」と、料金を支払う時に手渡されたのが現在使用中のTHE SHAVING SOAP(液状)なのだが、泡の立ち具合も香りも自然で安心して使っていた花王製に比べ如何にも業務用という感じがして「毎朝の事だからな、使い終わったら、別のものを探してみよう」と思うようになっていた。
気心知れた床屋さんなので、髭剃りの時、ふと、「次回は、粉せっけんにしてみようかな、まだ三分の一くらい残っているので全然急がないけど・・・」と言ったことを忘れていたのだが、翌月の散髪の時「これ、取っておきましたけど」といって手渡されたのが「エスケー ひげそり用粉石鹸」である。 電気カミソリに替えるか市販の髭剃り用クリームを使えば、時間の掛る朝の面倒な手間を省けるのにとは思うのだが、シャボンをたっぷりと顔全体に塗り込み、「ふー、ふー」と息を吹き掛けながら絞る熱々のタオルで目から顎の下までを覆い、髭の生え際が柔らかくなったと思われる頃にタオルを取り除き、再び、髭ブラシで顔全体にシャボンを塗り、ここで初めて剃刀の出番となるのだが、熱々のタオルで顔お覆う気持ちの良さと両刃剃刀で剃った後の爽快さは何とも言ぬ気分で、なかなか昔からの習慣から抜け出す事が出来ない。 床屋さんに仕入れて貰うのは、これからも続くようである。 しかし、毎朝、500gも入っている太めの筒容器から取り出すのはどう考えても使い勝手が悪く、ちょうど良さ気なものがないかとインターネットで検索してみたのだが、台所で使う小麦粉などを入れる小型容器はあるのだが、髭剃りを想定した小型のパウダー入れは見つからない。 床屋に相談してみるかないと、翌月に行ったとき「床屋さんで使うような小さな入れ物はあるの?」と聞いてみたら「あるにはあると思いますが、だんだん使われなくなってきているので・・・問屋に聞いておきますよ」という。 また、翌月行くと「専業の町工場が少なくなって・・・これで良ければ」と言って見せてくれたのがこの写真の粉せっけん入れ、少々高いとは思ったが「要らない」とは言えずに買い取ったのだが、steelに18%以上のクロムと8%以上のニッケルを添加したという高品質のSTAINLESS STEEL製、高さは7.5㎝でどこにも継ぎ目の無い八面体の手作り風の良品、洗面台の棚に並び朝の出番を今か今かと待っている。 エスケー ひげそり用粉石鹸の製造元は1918年(大正7年)創業のエスケー石鹸(埼玉県川口市)、粉末乾燥した天然油脂の石鹸素地を湯水に溶けやすく、かつ、粉飛びを抑えるための「造粒」を経て製品化、花王(現在は廃版)や生協との取引を経て現在に至たっている石鹸類の専業メーカーである。 ひげそり用粉石鹸の蓋を開けて匂いを嗅いでみると、床屋さんが泡立て用の陶製のカップに粉石鹸入れ、湯を含んだシェービング・ブラシで泡立てて、顔に塗ってくれる時に「ぷーん」と匂ってくる何とも言えない「あの匂い」が、立ちこめる。 成分のほとんどが石鹸素地なので「るなるほどな」と安心できるのだが、現在使用中のTHE SHAVING SOAPには石鹸素地などは含まれず、聞き慣れない20種以上の化成剤が表記されていて「矢張りな」と思うのである。 八面体の上蓋を回し、取り出し口の丸い穴から一回分の粉石けんをカップに入れ、シェービング・ブラシで泡立てあの心地よい香りが楽しめる毎朝の髭剃りが、ここで、始まろうとしている。
by c-bridge
| 2020-04-24 17:41
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