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2020年 12月 25日
ロードショー映画の新聞広告「アーニャは、きっと来る」を見て「この作品は、イギリスの劇作家・児童文学者であるマイケル・モーパーゴ原作・Waiting for Anyaの映画化で、2012年3月、日本で公開された“戦火の馬(War Hors)”も同氏の原作を基にしてスティーヴン・スピルバーグ監督が映画化した」のだという事を知り、早速DVDを買い求め、妻と鑑賞した。
イングランド南西部デヴォン州イズリー村に住む退役軍人(第一次世界大戦)たちの話から着想したこの映画の主要なチャプター(物語の区切り)の筋書きを記すと・・・ 農耕馬を買うために妻ローズがコツコツと貯めたなけなしのお金を持ち村の競売会出かけた農夫ナラコットは、飲んだくれの貧農ながら馬を観る確かな眼を持っている。彼は誰の目から見ても農耕馬には向きが悪い仔馬に目を奪われ、手許資金の倍の金額で落札する。 敏捷に動き回る仔馬に幼少の息子アルバートが「ジョーイ」と名付け、山鳩の鳴き声を「ホーホーホー」と発すれば遠い所からでも彼の許に駆けつけて来るように教え込んだり、彼が話し掛ける言葉を分かるように仕込んだり、農耕用の鋤(すき)を引きこなせるように筋力を鍛え上げるなど、手塩にかけて育て上げ、ジョーイは見るも惚れ惚れする力強い駿馬に成長して行く。 借金取り立てに逃げ回る父ナラコットは、アルバートに無断でジョーイをイングランドとフランスの連合軍に売ってしまい、ここから、波乱に満ちた運命にジョーイは翻弄されることになり、アルバートとの別れの時が迫る。 不意打ち一斉突撃を強行した連合軍は森に潜んで待ち伏せしていたドイツ速射砲部隊の一斉射撃で何百という人馬を失い、ジョーイの騎手・指揮官のニコラス大尉も戦死、難を逃れたジョーイと友馬トップソーンはドイツ軍に編入される。 銃弾か激しく飛び交う塹壕のドイツ歩兵隊に「翌朝、総攻撃!」の命令が下り、死の恐怖に堪え兼ねた若い兄弟が、密かに、ジョーイと友馬トップソーンを駆けて逃亡、少女エミリーと祖父が暮らす農園の納屋で一夜を明かすが、翌朝、ドイツ軍に捕まり銃殺される。 ドイツ軍の砲台引き上げの馬列に組み込まれた友馬トップソーンは丘の中腹で精根が尽き果て、彼の喘ぎを見たジョーイは「俺が代わる」と力強い眼を彼に向け自ら馬列に入り、アルバートと培った農耕用の鋤(すき)引きで鍛え上げた脚力・筋力の全てを使い、砲台引き上げに驚異的な威力を発揮する。 「ドッドン!ドッドン」と鳴り響く砲列の大音響に驚いたジョーイは、杭を引き抜きその音から逃げ出すように野山を駆け抜け鉄条網を引きちぎり、唯々、前へ前へと走り続けるのだが、対峙する両軍の塹壕の真ん中に張り巡らされている二重三重の鉄条網に巻き込まれ、身動き叶わず、その場に倒れ込んでしまう。 窮地から必死に逃れようとするジョーイの呻き声と辺り一帯に響く鼻息に両軍の偵察隊が気づき両軍の代表が鉄条網からジョーイを救い出すが、コインの裏表で決めるコイントスでジョーイは連合軍の所属となる。 鉄条網に引き千切られた足を引きずって連合軍の塹壕に連れてこられたジョーイを見た獣医は「破傷風で助かる見込みはない」と射殺を命じる。 銃を構えた兵士が、まさに、引き金を引こうとしたその瞬間、塹壕の奥から「ホーホーホー」という山鳩の鳴き声が聞こえ、ジョーイは「もしや」という表情を浮かべて周りを見渡す。もう一度「ホーホーホー」と聞こえた瞬間、ジョーイは声の主に向かって走り出す。 ジョーイが走り込んできた塹壕の奥には、友軍の劣勢を優勢に変える突破口を作ったアルバートが立っていたが、彼は、毒ガスで目をやられていた。 激烈な戦いは終わり、アルバートとジョーイは故郷へ帰るのだが「軍に未登録の馬は競売に処しなければならない」という軍の定めによりジョーイは競売にかけられる。 競売の馬を買い占めている業者が競り落とそうとしたその時「田畑を売ってでも、この馬は譲れない」と高値をつけた老人で決着したが、この老人は、若いドイツ兵の兄弟が逃げ込んだ農園の少女エミリーの祖父、アルバートはこの老人から「エミリーが可愛がって飼育していたジョーイとトップソーンが農場に来た経緯やドイツ軍に連れて行かれた事情」を知らされ「この馬は、お前の馬だ」と老人から手綱を渡される。 少年アルバートからジョーイと名付けられた馬の真に迫る演技が「役馬」と言われる一般のレベルを遥かに超越し、スピルバーグ監督をして「俳優馬」と言わしめた稀有な名馬の演技に、妻と顔を見合わせながら、心底、感動したのであった。 ボーナス・コンテンツにスティーヴン・スピルバーグ監督を始め主な演者やスタッフたちの座談風景が収録されているが、俳優馬と評されたジョーイを発掘したのはハリウッドの馬の演技指導者であったそうだ。 彼は「嘶(いななき)や眼や体全体で感情を表す同馬は類まれな才能を持ち、特に、荒れ狂った演技に長けた馬である」と語っている。 映画化に当たって最も心惹かれた事を問われたスティーヴン・スピルバーグ監督は「鉄条網に絡まったジョーイをイギリス軍とドイツ軍が共同で助けようとする場面だ。敵対する兵士さえも結び付ける動物の力に心動かされた」と述懐されている。 惚れ惚れする力強い駿馬ジョーイの目を通して描かれる「戦火の馬」は、忘れがたく、深く心に残る映画であった。 ブログ「わが日常」は今回で冬休みに入ります。 新年は1月15日(金)から始める予定です。 皆さんお揃いで良いお年を。
by c-bridge
| 2020-12-25 17:10
| わが日常
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