初めてマジックハンドと聞いた時、瞬間に思い浮んだのは、マジックショーの凄技ではなく、ピーター・パンの宿敵・海賊フック左手のフック状の鉄製義手やロバの耳を持つ王様の手が触ると総てのものが黄金になるイソップ物語の「王様の耳はロバの耳」や悪党頭ハンが金属爪の義手でブルース・リーと死闘を繰り広げる映画「ドラゴンへの道」などであったが、その商品は、妻が「炬燵に入ったままリモコンでも肩掛けでも何でも取れるよ、最近手にしたもの中で最高!」と絶賛する娘からプレゼントされたつかみ棒「マジックハンド」である。
妻をして「最近手にしたもの中で最高」と言わしめたこのマジックハンドはワンコイン(500円)でお釣りがくると言う安さ、物価高にウンザリとする今日では信じられないような費用対効果である。
長さ1メートルにも満たないマジックハンドは超軽量、実際に使ってみるとつかみ部分がギザギザになっていてモノの形状や大小や厚薄を問わず、例えば、テッシュペーパーのような薄いモノでもつかみ取ることができその名に違わないマジカルなつかみ棒である。
また、磁石機能があるので、例えば床下に落ちた電池などに手先部分を近づけるとピタッと吸いつけ簡単に手許に運ぶことが出来る。なかなか使い勝手が良い。
マジックハンドは色々なメーカーから発売されていて数千円するものもあるようだが、高齢者世帯の暮しにはとてもありがたい商品である。